学生の頃から、いや何十年経っても、自分の頭の中のイメージを表現するのはとても難しい。
鉛筆や筆は、自分で納得するまで描き続け、最終的にはイメージに近い所までの表現は可能になる。
でも絞り染は、そうはいかない。
絞りのプロの人なら可能なのかもしれないけれど、私は自分のイメージした模様をそのまま表現できた事はあまりない。
1枚1枚こだわって模様を考え、こういう風に染めたいからこう折る、摘む、絞るを創る。
そして染液の具合、浸し方、時間…
鍋から布を取り出し、ほどき、広げて空気をあて黄緑色から藍色に変化していく瞬間。
あれ?ちょっと違う…ということも。
でも、それと同時に偶然の産物とでもいう柄に遭遇する、楽しい瞬間。やっぱりやめらないこの感覚
藍の花がたってくる瞬間
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